備長炭、ここでは紀州の備長炭の特徴、燃やし方のコツ、気をつける事などを書いていきます。
まず紀州備長炭には本来25品種ありますが、火鉢屋では最上級のものと、中程度の廉価版を販売しています。 最高級は「横綱君」、廉価版は「不揃い君」です。
どちらも固く焼けた備長炭ですが、横綱君の方が断然火力が強く火持ち(燃えている時間)が良いです。 不揃い君は、くぬぎ炭の倍程度火持ちが良い感じです。
備長炭の燃やし方
- 灰に埋める
- 火お越し器でつける
- 火元に直接入れる
1の、灰に埋めるのが一番安全です。 灰に埋め、上に燃えるくぬぎ炭を置きます。
欠点は燃えるまでに時間がかかること。2時間以上かかると思います。
2の火お越し器での着火は一般的な方法です。危ないわけでは有りませんが、跳ねるときは跳ねます。数分様子をみるために離れているのもいいかもしれません。
3の火元に直接ですが、火鉢屋ではこの方法で火をつけています。すでにガンガンに燃えている火元の真ん中に備長炭を投入します。急激に熱せられるので、跳ねるときは派手にはねます。端におけばいいのですが、火鉢屋では実験のためにも最も過酷な着火の仕方を取っています。 通常は跳ねないです。湿気に気をつけて保管してあれば、あまりはねることはありません。 ただ、万が一はねた場合が衝撃的なので是非ひともお気をつけください。 火鉢屋では過去に、
- 他の火のついた炭を弾き飛ばして、床がおもいっきり焦げた
- 破片が多少やわらかいとは言え天井に刺さった
などのハードな事案が記録されています。
備長炭は窯元から送られてくる間の状態もありますし、文字通り火をつけてみなければわからないです。でもこの数年、今は一度も跳ねていません。
備長炭で気をつける点
- 保管状態 湿気
- 着火方法
保管の際は、湿気を吸わないように充分気をつけてください。ジプロックなどの完全密封が理想です。 くれぐれも水気を避けるようにしてください。
実は備長炭だけで燃やすと大変難しいです。
備長炭だけ火を維持するのは、くぬぎ炭より難しいです。その為、くぬぎ炭を欠かすことは出来ませんが、備長炭にはくぬぎ炭には到底及ばない火力があります。ゆえに備長炭1本いれるだけで、とても暖かく感じます。
とはいえ、くぬぎ炭よりも火の維持が難しく、備長炭だけで燃やそうとすると火が途中で消えてしまうのはなぜなのでしょうか。
- 七輪と違い、下から空気が入らない
- 炭の置き方で空気が入らない
- 火起こしが不十分
- 炭じたいが大変固く燃えにくい
- 備長炭と銘打ってあるが品質の悪い炭だった
- 対処法 → 一番簡単な火のつけ方 (全ての対処法)
これらが消えてしまう主な理由です。その理由から、備長炭はくぬぎ炭と一緒に燃やすのが最適と言えます。
- 下から空気が入らない
- これは下が灰のなので仕方ありません。炭の下の灰を掘って空気が入りやすくしてあげます。 そして下に火の点いた炭を置きます。
冬は火の起きた炭を下に、そして新しい炭を上に載せます。
夏は火の点いた炭を上に載せると言われます。
外気温の低い冬、新しい炭の上に載せただけでは、熱がこもらず燃え伝わらないからでしょうか。いずれにしても、
夏は火の起きた炭を上に載せます。上に載せても良いということです。
- 炭の置き方で空気が入らない
- 炭と炭が近すぎます。もう少し離して置きます。すると空気が入りますので燃えます。燃えやすいくぬぎ炭とて、くっつけすぎると火は消えてゆくか良く燃えません。もうnちろん離しすぎるとこれまた消えてしまいます。炭の火をつなげるのは大変置くが深く楽しいもの、ということです。
- 火起こしが不十分
- 火起こし器で火をつけるには備長炭は火がつきにくいです。真っ赤に燃える前に、火鉢(囲炉裏)に備長炭を置くと燃え方が不十分で消えてしまいます。備長炭だけコンロに掛けて火をつけるのはむずかしいので、やはりここはくぬぎ炭で最初は火をつけましょう。
- 炭自体が大変燃えにくい
- 備長炭じたいが燃えにくい炭ですので上記3のように火付けが不十分な場合もあるでしょう。その他、一度洗った炭なども火はつきません。 というよりも爆発して終わりですが。。。
- 品質の悪い炭の場合
- これは少々論外ですが、番外編ということで。。。見た目は真っ黒でも煙が出た時点でそれは炭ではありません。焦げた木です。 中の微妙な水分が熱せられて水蒸気としてもやもや出ることはありますが煙は100%出ません。 その他色々、どうしても火がつかないものもあります。
- 全ての対処法
- やはり最初の火起こしはくぬぎ炭で火を起こします。
その火のついたくぬぎ炭の上に備長炭を載せるか、立てたくぬぎ炭3本以上の間に備長炭を入れてあげると、それはもう勢い良く、そして長く燃え続けます。
- 一度火のついた備長炭を、灰と掘った中に入れておくと、さらに燃えている時間が延び、そこにくぬぎ炭を上に載せてゆくだけで、火が移ってゆきます。
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