■ 1.一般的な炭の置き方
この炭の置き方は、火鉢や囲炉裏では最も一般的な置き方です。炭は適当にゴロゴロと寝ています。 ただコツは『炭の下から空気が入るようにする』 ことと、『新しい炭が下にくる』ということです。

灰は断熱材ですので、灰の上にただ火の付いた炭を寝かせて置いても、火が消えてしまうことがあります。酸欠です。
炭の火が酸欠で消えてしまわないように、炭の下の灰を掘って空間を作ってあげます。 こうすることで、充分な空気が下から上へと通り、火がどんどん燃えてゆきます。

また炭を継ぎ足すときは、火の付いた炭の下に、新しい炭を潜り込ませるようにして置きます。こうすることで上の炭の火が、下の新しい炭に燃え移ってゆきます。
なお七輪はだまっていても下から空気が入ってきます。火鉢は下が灰なので、何もしないと下から空気が入ってきません。ここが七輪との大きな違いです。
■ 2. 火力を強くする方法 & 見栄えも良く
1の炭の置き方でも暖かいのですが、万が一、「火鉢だけで暖を取るぞ」と意気込むような時は、ちょっと物足りないものです。
そんな時は炭を立てて置くと良く燃えます。
これは炭の火がつい消えてしまう場合にも有効です。なぜなら炭をたてて置くと、燃焼に必要な空気がより多くはいるからです。
最低3本あれば炭は勢い良く燃えますが、出来れば4本以上あると楽に火がつきます。さらに炭と炭の間が適切で、空気もたっぷりならば、それこそくぬぎ炭のから炎が立ち上るくらいです。コツは、3本以上のくぬぎ炭を、くっつけすぎずに立てて置くこと。
ちょっと灰が汚れていますが、ご勘弁を。 このように炭を立てておくと、お互い良く燃えます。細い炭でしたので、4本置いてみました。
後述いたしますが、ここに小さな備長炭をたった一つでも良いので混ぜてあげると、それはそれは、良く燃えます。放射熱も断然UPし、本当にあったかく、熱くなります。
上記のくぬぎ炭が大体70〜90gくらいです。 1級のくぬぎ炭12kgならばこれで50円程度の燃料代です。太めの炭を4本程度ですと150g前後で1回分
100円程度になります。 燃焼時間はそれぞれ前者が1時間程度、後者の太いもので2時間以上が目安です。
もっと燃やす時はこんな感じです。

これはかなり暖かいです。
真ん中にアノ “紀州備長炭”を入れてあります。真ん中にちっとだけ見えるのが紀州備長炭2級の小さなものです。
実はこれだけで放熱温度は劇的に変化します。
■ 3. 備長炭を混ぜてより効果的に → よりあたたかく!
くぬぎ炭は火がつきやすく、火を維持しやすいです。 その分、備長炭より早く燃え尽きます。
一方備長炭は火がつきにくく、備長炭だけで火を維持するのはかなり難しいですが、その反面、燃えれば燃焼時間はくぬぎ炭の1.5倍〜5倍以上。
放熱温度も倍あります。
備長炭をひとかけら入れるだけで、くぬぎ炭は水を得た魚のごとく、メラメラといった感じで燃え始めます。 と同時に、かなり熱くなり、陶器の火鉢では危険なレベルまで温度が上がります。もちろんその分ものすごく暖かいです。(熱いです)
紀州備長炭は2級で充分。最初は火元近くであたためてあげ、少しずつ火元に近づけます。突然真ん中に投入すると、湿気を吸っていた場合、激しく爆発します。
※ 当店から出荷された時点では大丈夫なはずですが、保存方法などによって湿気を吸う可能性もあります。念には念をいれ、慎重に火をつけて下さい
特級や1級の紀州備長炭なら、炭の大きさにもよりますが、2〜4時間は燃えます。最大12時間燃えたものもありました。
もちろんかなり太い特級の紀州備長炭でしたが。
上記の写真は真ん中にかなり太い備長炭を入れてあります。熱は相当な物があります。あくまで実験。手あぶり火鉢などの小さいな火鉢では真似なさらないよう、お気を付けください。
長火鉢などではこの程度は余裕です。
■ 4. 正式な炭の置き方を真似て見る(五徳がある場合の置き方)
別ページになります。