五徳
 

五徳

五徳の種類

五徳には 火鉢用と囲炉裏用がございます。 正確には 風炉用五徳、炉用五徳と申します。 風炉とは夏にお茶をたてる際、畳の上において炭を燃やす火鉢のような焼き物を言います。 炉とはよく茶室の真ん中に見られる、囲炉裏のようなものを言います。

火鉢用の五徳

もしくは 『風炉用の五徳』 言いますが、サイズ的には五寸、六寸、七寸あたりまでが火鉢用の五徳になります。見かけの特徴は「ワッカになっている部分」が欠けています。この五徳の輪の部分の欠けが、風炉用五徳の唯一の違いです。

この五徳の輪に欠けがあるのは、お茶の席で夏に炭を燃やすとき、燃える炭火の熱さを和らげるため、五徳の部分に“前かわらけ”と呼ばれるお皿の形をした土器をたてに差し込みます。このとき、“前かわらけ”が灰の中の五徳に当たらないように五徳の輪が欠けています。ただ最近は火鉢用の五徳として、輪の欠けていない小さな五徳も作られ始めました。

囲炉裏用の五徳

もしくは 『炉用の五徳』 と言いますが、サイズ的には七寸、八寸が炉用の五徳、もしくは囲炉裏用の五徳といえます。 七寸の五徳は長火鉢でも使います。 八寸の五徳も長火鉢に入りますが、ちょっと大きすぎると思います。

 
  五徳の種類  ※下記画像より商品ページへジャンプします  
  薩摩五徳 虫喰五徳 鋳物の五徳  
  薩摩五徳 虫喰い五徳 鋳物の五徳  
  一時設計図が行方不明になり、数百年たって京都の寺の床下から見つかった幻の五徳です。
茶道具士 菊地政光作

 8寸:\34,800
 7寸:\24,800

信長が好んだと言われている五徳。灰の上で静かに燃える炭、火鉢の景色を決めるのはこの五徳です。茶道具士 菊地政光作

 8寸:\21,000
 7寸:\18,000
 6寸:\14,800
 5寸:\8,200

エントリーモデルとしてお勧め。普通の鋳物の五徳で安価ですが、茶道の練習で使われている方もいらっしゃいます。

 大:\2,800
 中:\3,600
 小:\1,800

 

 
 

五徳ってなに?

五徳は昔、爪が下を向いて置かれていました。平安時代の頃は今とは逆さに置いていたそうです。
つまり丸い輪が上になる置き方です。今の五徳が使われだしたのは室町時代ではないかと言われています。火鉢じたい、中国からきたものなので(全て唐金といって金属でしたが)、五徳の発想も中国が元だと思われます。その後、火鉢より先に普及の進んだ囲炉裏で、五徳のようなものが使われていました。

※ちなみにこの頃の囲炉裏は、灰ではなく土をしいていました。燃やすものも炭ではなく、木です。

五徳が今の形になったのは、安土桃山時代 になってからです。かの千利休さんが「わび茶」の世界を確立し、そのときに今ある五徳、火箸、茶釜(鉄瓶の元となるスタイル)など、現在ある火鉢の道具のスタイルを確立しました。


五徳の下の輪が切れているものは『風炉用五徳』、切れていないものは『炉用五徳』です。風炉とは、茶道を行うときに使用する茶釜を沸かすものです。茶室に最初から掘ってあるものを炉といいます。炉は家庭にあった囲炉裏に偲びの風情を思い、あの千利休がいまの形にしたといいます。風炉は夏場に使用します。夏場は炭の火が熱いのでその暑さを防ぐため、炉の中の灰に「前土器」という焼き物の半円のお皿を挿し、熱がこちらに来るのを防ぎます。その「前土器」を挿すために風炉用の五徳の輪は切れているのです。
その風炉ですが良く見ると火鉢と同じです。そこで風炉用の五徳は大きさからしても、手あぶり火鉢に丁度よい大きさといえます。手あぶり火鉢をお持ちの方は、輪が切れてる五徳、『風炉用の五徳』をお選びください。もちろん『風炉用の五徳』の大きなものは、囲炉裏でもお使いになれます。輪が切れていると安定性に欠けるとお思いでしょうが、五徳を左右に回しながら灰にグッと据えると落ち着きます。輪が丸い五徳は『炉用の五徳』で、完全に囲炉裏か、大型の火鉢用です。江戸長火鉢や、関西火鉢、更には囲炉裏をお持ちの方は迷わず輪の丸い『炉用五徳』をお選びください。とてもバランスのよい、気持ちのよい景色が出来上がります。

 

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