桑柄火ばし

手作り火箸の第三弾

桑柄火箸

■桑柄火ばし

  • 35cm   \25,000
  • 28cm   \21,000

35cm(9寸2分) は炉用(囲炉裏)
28cm(7寸4分) は風炉用(火鉢)

 

拡大■この火ばし、柄の部分が桑の木で出来ています。

千利休の時代からあり、炉用の利休好みと言われています。

炉用とは、つまり茶室の畳みに炉を切ってあるあれです。 炉で使うには、桑の木の柄がふさわしい。ということなのでしょう。

理由はおそらく、いくつか考えられます。

 

  1. とても寒い冬、まだ火が入る前に火ばしを持つと解ります。 とても冷たくて、朝一番の火ばしを握ったときに、とてもひんやりして寒気までします。 これが木の柄ですと冷たくありません。
    どんなに寒い日の事始めでも、安心して火ばしに触れることが出来ます。
  2. 熱くないです。 炭の熱は遠赤外線を発しています。 火ばしや灰ならしが灰にささったままですと、猛烈に熱くなります。 それゆえ中を空洞にすることで熱の伝わりを緩和し、熱くないのですが、桑のの柄にすることで、さらに熱さが緩和されます。

とまあ、このようなところでしょうか。 実際、木の柔らかさが心地よく、炭いじりがとても楽なのは確かです。 使っていて、一番手になじむ感触かもしれません。

柄は、桑の木を削って作ります。 銅の針金でうまく一体化させて桑柄火箸になります。 宝珠火箸みず火箸 と同じく、火ばし部分は鉄をくるんであるため、中が空洞です。

また表面の穴は、1こずつあけたいわゆる“虫喰い”です。

 

■持ち手の桑の木は、実は大職人さんのふみおさんが作った物ではなく、こけしの職人さんがつくってくださっています。

つまり、火ばし職人のふみおさんと、こけし職人の佐藤さんの合作と言うことになります。

茶道の基礎を作った「千利休」の好みで、炉用の火箸として通っていました。

骨董として見つかることはありますが、新しい物はありません。

■この写真は長さ35cmの炉用のものです。

「桑柄火箸」も長さを自由に決めることが出来ます。 通常“炉用”としては、38cm前後になりますが、火鉢での使用が大前提ですので、2尺ちょっとのながさ、28cmになっています。

ただし左の画像は35cmのものです。

■手あぶり火鉢で使用するには、28cmがベストです。

当店では1組、古い「桑柄火箸」を使っています。巡り巡って手元にまいったのですが、どなたが作られた物かわかりません。

柄も黒ずんでいますが一番持ちやすく、また炭の火で熱くならず、最も愛用している火箸になっています。

■桑の柄と、火箸部分をつなぐのは、銅の針金です。

火箸部分は、宝珠火箸みず火箸同様、一枚の南部鉄の板を、鍛冶屋の技術で丸めてつくったものです。写真では分かり難いかもしれませんが、表面に独特のざらつき感があります。

ザラザラしているワケではなく、人の手によって作られた箸の感じとでも言いますか、とても柔らかい感じです。

■昔のスタイルというものは、現在においてみると返って新鮮であったりします。この桑の柄の火箸もそのうちの一つ。

桐の箱に入っていますので、真夏の時期、使用しないときはしまっておいてください。

から拭きでふくか、熱めの湯をきつく絞ったぞうきんでふいて、充分にかわかしてからしまってください。

 

■何世代にもわたって伝えてゆくべき技術がここに詰まっています。跡継ぎの方がいらっしゃらないのが、残念でなりません。

こちらの火箸を手にされた方は、どうぞ代々伝えるつもりで大事にお使いください。

◆長火鉢 / 囲炉裏用  35cm   価格25,000円

◆手あぶり火鉢〜長火鉢  28cm   価格21,000円

 


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