茶道具職人の作 復刻第二弾

みず火箸

利休好み

■ こちらの火ばしは 『みず火箸』 と名前がついていますが、 『針火ばし』 とも呼ばれます。中が空洞の素張りで、鉄をくるむように巻くので“くるみ火箸”とも。

前出の“真鍮を入れたくるみ火ばし”とは印象がかなり異なります。

この形は利休好みと言われ、当時から風炉用の火箸の代表とされてきました。 当時のままの作り方で復刻したものですです。

この「みず火箸」は、「真鍮を拭いたくるみ火ばし」や、「桑柄の火ばし」 にくらべると女の方に好まれる傾向があります。 その度に、流石利休さん。 素晴らしいセンスをしてらっしゃった。と思うわけです。

頭の部分が針の穴の用になっていますので針火ばしとも呼ばれますが、古い茶道具の文献などを見ても、利休好みとして載っています。

こちらも一枚の南部鉄器の板を0.8mmの厚みまで手で打ち、丸められて造られてゆきます。 また、虫喰い(小さな穴)を作ることでより一層の風情を出しています。

利休好み 水火ばしとも拡大写真

利休好みとも呼ばれるこの火箸

優しいシルエットはさすが
千利休が好んだだけあります。

■みず火箸 \18,000   長さは28cm 重さ45g

皆さん一様に、
写真で見るよりもすべらかで繊細なイメージ」 とおっしゃいます。確かにおっしゃる通りです。

とても指に馴染み、またとても軽く、そして美しい火箸です。

一般的な南部鉄器の火箸は重さが140g前後ですのでこの
『みず火箸』がいかに軽いかが解ります。

指になじむ感じは実際に触って初めてわかることですが、同時に暖かみも伝わって来るのがわかります。人の手がかかるとさわったときの優しさには格別なものがあります。

いうもちろん火箸の中は空洞ですので、火鉢に挿したままにしておいても、炭ので熱くなりにくいです。

これらの点から考えると、直接当店へ道具を購入にいらした女性の皆様が、ほとんどがこちらの「みず火箸」をお選びになる理由がわかる気がいたします。

■火箸の頭の部分が針の頭と同じようになっています。 ここからのぞき込むと、特に火ばしの中の空洞の様子がわかります。

拡大写真をご覧いただくと、火箸の表面の様子が多少なりともお分かりいただけるかと思います。
鋳型に鉄を流し込んで作る鋳物の鉄器製品ですと、表面は“ツルッ”とした、いわゆる機械的な感じになりますが、手でトンカンうってつくった、鍛冶火箸には鉄の柔らかい感触が残っています。

■色は黒。 つや消しの黒です。

この小さな穴。虫喰いは鉄板が平らなうちに穴をあけます。

虫喰いは世の東西を問わず「情緒」や「時の移ろい」を表現するものになっています。

この虫喰いの穴は、どれもその時の鉄の表情を見て開けられて行きます。2つとして同じ顔をした物のない火箸です。

■火箸は炭をつかむ物ですが、他に香を掴んだりもします。

京都では夏場、玄関に小さな火鉢を置いて香を炊くことを夏火鉢と言っていたそうです。何とも綺麗な言葉。

火鉢の炭に香を近づけて灰の上に置けば、部屋中に良い香りが漂います。

もちろん灰の上におけばずっと燃えているので、蚊取り線香といえども置くことが出来ますが。。。

■先のこのくぼみは、炭を持ちやすくするための物。

そっと炭を掴みたくなるような感じを漂わせます。

■非常に繊細な作りで、柔らかさすら感じる感触を持っています。

■もしも実際の質感をご覧になりたい場合は、是非実物を見にいらしてください。

 

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