鈴木盛久工房の様子

 

鈴木盛久工房は南部鉄器の世界では最上級の位置するブランドになりました。 南部鉄器大手のように、大量生産、大量販売はしていません。

いえ、出来ないし、やる事もしないのです。

ただただ、今まで伝わった技術をそのまま継続して深めていくだけなのです。そういえば、こんな物がありました。

 

 

戦前から残る鉄瓶です。 この鉄瓶、4リットル〜5リットル入ります。

 

取っ手はあの、“くるみ火ばし”を作る職人さんの、すぐ上の師匠!
さんの作った物だそうです。 時間の流れと、伝わることの素晴らしさを見ました。

 

ちなみに鉄瓶の下は、鉄瓶の型を使い古した物で、中には炭が入っています。

 

 

常に鉄瓶の中にはお湯が入っています。

工房のみなさんの知る限り、
戦前からずっと湯が入ったままで、使っては継ぎ足しでここまで来たそうです。

 

ただただ、すごい。。。

工房のなかは、道具がひしめき合っています。

 

しかし全ての道具が、秩序を持って整然と並んでいます。
『仕事場って、こういうものだよな。』 そんなことを変に、

そして勝手に 思って納得している自分がいました。

工房の中身

 

 

後ろに見えるのは中子(なかご)と呼ばれる型です。

この型、最も精巧な鉄瓶を1コつくるともう使い物にならなくなります。

回数の多い物でもせいぜい4コ程度作ったら型はもう壊します。
(1万円〜2万円の鉄瓶になると、1個の型から100コ前後作ります。)

壊したあとのその粉はそのまま床に捨てます。

なんとこの盛久工房の床の土は、この中子の元となる土だったのです。 つまり、昔から、工房の土を掘っては型にし、使い終わればまた床の土に戻って行くという、ものすごく合理的で? 無駄のない作業を繰り返してきているのでした。

型を背にした職人さんの様子
これが、これから壊されて床の土へと返っていく中子(なかご)達です。

今背中の見えている職人さん。

この方が、盛久工房の最もコアな、まさに心臓部といえます。

いつもありがとうございます。そしてこれからもお体を大事に!

とっても静かな工房の様子

写真、もっともっといっぱいあるのですが、

続きはまた少しずつ。。。

 

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