<南部鉄器を取り巻く状況の変化>
大きな原因は昨年からの『鉄とコークスの値上げ』によるところが大きいです。
これは中国の経済発展が影響しており、世界中の資源が中国に集まっているのは時折ニュースでも見ますし、特集も組まれていますのでご存じの方も多いかもしれません。
簡単に説明しますと、
- 日本に入ってくる鉄の量が減り、価格が数倍になった。→ 輸入鉄が減ると、国産鉄の価格が上昇。
- 鉄を溶かすときに必要なコークスという燃料も輸入量が減った。
→コークスの価格の上昇と、仕入れにくい状況に。
→小規模な南部鉄器工房より先に大手鉄鋼メーカーなどが押さえる。 小さな所は独自で購入できなくなり、やむなく数社あつまって大量に買い(今までの小ロットだと売ってもらえない)、それをわけあっている。
- 鉄器の職人さんは、炭焼人と同じく今も減り続けている。現在残っている方はみなさん高齢ゆえ、元々大量生産に向かない鉄器がより小ロットしか生産出来ない。
※簡単に説明するために詳細は省きました。
こういった理由が背景にあります。
そういった理由により、既に岩鋳さんの鉄器は全て 4月から10〜20%程度の値上がりをしていました。
今のところ火鉢屋では鉄瓶のみの値上がりに押さえておりますが、火箸、灰ならしと、全てが値上がりしております。
さらに今回やむなく6月27日より鈴木盛久工房の鉄瓶もすべて1.2〜1.6万円値上がりする予定でおります。
また鈴木盛久工房の品は、ただの一つも機械行程の入る物はなく、それゆえ今後はご注文方法も多少変わって参ります。
皆様には少々お手数をおかけいたしますが、今まで通り、妥協の無い作品をお届けしてまいりますので、どうぞご理解の程よろしくお願い致します。
店主 三浦 敦人 |