関西火鉢第六弾 ページ2

売約済み

関西火鉢第六弾上から

引き出しが4個あるのは関西火鉢としてはかなり注目に値する部分です。それはここまで仕事が細かい、こだわりのあるものが当時でも少なかったからです。引き出しはもっとも手間のかかる部分です。

また、その1つを別のサイズにし、取っ手ではなく摘みを付けるあたり。かなりセンスの良い方であったと思います。 なお、火鉢屋が今まで手にした関西火鉢で引き出しが4個あるものは、この\168,000- のものだけです。

関西火鉢第六弾斜め上部から

引き出しと引き出しの間の黒い部分は黒柿です。ケヤキと黒柿が火鉢で最も使われている木であり、杢目が綺麗なことで有名ですが、とても堅い木ですので、熱にもとても強い材質と言えます。

関西火鉢第六弾

天板の部分です。 炉の脇に袋と呼ばれることもある、物入れ箱が切ってあります。 柾目(まさめ)でとても綺麗な杢目が出ています。 炉が少々時代相応の劣化が見られます。

このあたりがあるので、価格も\128,000- で、送料も含まれています。

関西火鉢第六弾

引き出し部分です。通常はかなり保存状態が良い火鉢でも、もう少し引き出しと本体との間に隙間が出来ています。

それがないと言うことは、もちろん指物師の方の技、ほぞ組などもあるでしょうが、持ち主の方の保存状態が良かったとも言えます。

美術品の移動は慎重を極めます。その土地の気温や湿度になれるまでは5年間ビニールにいれたまま保管し、そうしてその美術品自信がその空気になれていくようにします。

これはあくまで博物館に並ぶ美術品の話ですが、それほど空気中の湿度の変化には敏感に反応します。

裏の様子

裏の様子です。天板の杢目はこちら側でもとても綺麗です。

裏と表現はしますが、主人が座るのが引き出しのある側になります。だからそちらが裏で、反対側、つまり“裏”と表現している側が“おもて”と言うことが出来ます。

特にどちらが表でどちらが裏、のように呼び名は決まっていないと思います。ただ、よくこの 引き出しの無い側の木に、一番良い杢目が見えるように作ったりします。

お客さんに素敵な杢目を見てもらうためです。この発想がまた木と共に仕事をしている指物師ならではだと言えます。

斜め後ろから撮影

この写真では分かり難いのですが、角のほぞ組の部分。
よぉく見ると、斜めにカットしてあるのが解ります。
この角度で彫れる専用のノミを作り、切り出していきます。

昔の職人さんは道具も自分で作っていました。

なお、両脇の取っては共にしっかりついています。これが無いことも多いのですが、大丈夫です。

また、天板は普通にもちあがります。四角い箱に天板をのせているのが関西火鉢です。実は関東火鉢に比べるとかなり合理的に、そして簡単に作られています。


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