関東火鉢第三十六弾

大型 シンプル 取っ手は修正

売約済み



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ケヤキと黒柿の江戸長火鉢

サイズ: 幅76cm × 奥行 45cm × 高さ41cm

本体のみの価格:\124,000 (梱包手数料\2,000 含)

本体だけの価格: \124,000 (消費税込み)
セットになった場合の価格 \115,000(消費税込み)

梱包手数料 \2,000

この火鉢の特徴は。。。

  • 大型の関東火鉢です
  • 取っ手は修正済み.つまりオリジナルではない
  • ケヤキは玉杢もある良い物
  • 引き出し問題無し&密閉度も確保
  • 炉は錆びアルも問題なし
  • 猫板多少痛みあり。しかし修正済み

 


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ケヤキの板はもちろん一枚板。 このクラスのこの時代(明治後期〜昭和一桁)の江戸長火鉢にある最も代表的な作りです。 稀に“総黒柿”や、“総紫檀”などもありますが、やはり長火鉢といえば総ケヤキというのが定番です。

そして上部の淵は黒柿です。黒柿はケヤキと同じくとても固い木で耐熱性に優れます。 ちなみに桐の木も耐熱にすぐれます。桐の木は柔らかいのですが400度以上の耐熱をもった優秀な木です。 それに反してケヤキと黒柿は“固い木の代表”です。 ゆえに最近の木工製品にはケヤキのものが少ないのです。ケヤキは樹齢300年、400年ものを求めなければ、
実は現在ではケヤキは使われないのでかえって豊富にあります。

さて火鉢本体の説明ですが、いわゆる傷はございません。もちろんつぶさにみれば何かは見つかるかも知れませんが、割れや欠けなどはありません。

大きな木のソリもありませんので、引き出しもスムーズに開け閉めが出来ます。それなりの勢いをつけて引き出しを閉めると、空気の圧力で他の引き出しが出てきたりもします。 さすがに置かれている環境にも依りますので、引き出しの密閉度が多少おちていても問題にはなりませんが、やはり気持ちの良い物です。 しっかりしていると。


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裏面です。 裏表は特にないのですがもしかするとこちらが表面です。 引き出しのある方に主人が座りますので、お客様はこちら側の面を目にすることになります。それゆえこちら面に一番よい杢目を使うのが通例です。

火鉢屋に今まで登場してきた20万円を越えるものは、玉杢の数がとても多く、稀に見るケヤキでした。 この火鉢のケヤキはそこまでではありません。しかしケヤキの価値を決める玉杢も数は少ないですが見ることが出来ます。

12番の写真で 猫板の脇の淵に若干の欠けが見られます。

なお猫板は有名ですが今一度ご説明します。

この江戸長火鉢にある台の部分を猫板と言います。もちろん火鉢が暖かいので、ついこの板の部分に猫がのって丸くなってしまうからです。 この猫板部分は結局の所湯飲みを置いたりとやはりテーブル代わりなのですが、シンプルを心情とする江戸っ子には、関西火鉢のような回りを覆うテーブルはいらなかったのでしょう。


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こちら側がその、お客様側の板というわけです。
もっとも代表的な大きさの江戸長火鉢。 とはいえお客様側の板の幅と申しますか長さは70cm以上。これは木の背丈に大してですので余裕がありますが、火鉢の高さはつまりケヤキの木の幅なのです。

この高さが約40cmですから、木の太さは40cm以上ないと足りません。しかも木の表面の皮から10cm程度は木工に適さないため、マイナス20cm。 つまり太さが60cmはないとこの火鉢の板を取ることは出来ないというわけです。

太さ60cmのケヤキは最低でも樹齢300年以上。通常は400年はたたないとそこまで太くなりません。 それだけの木はもはや明治期でも数は少なく、通常は江戸時代に切られたケヤキを保存しておき、その板を使うことになります。

ケヤキ自体は近所の国道脇にもたくさん並んで生えていますが、これだけの火鉢を作るケヤキとなると今は屋久島くらいにしか残っていないはずです。ちなみに屋久島の木を切ることは出来ません。 さらに余談ですが何年(何十年?)か以前に国の重要記念?になっていた樹齢400年あまりのケヤキが台風かなにかで倒れて、売りに出されたそうです。たしかそのケヤキ1本に何億かの値段が付いた記憶があります。 もちろんそれをカットして購入するわけですが。


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木の組み合わせはご存じ“ほぞ組”です。 このほぞ組についても今まで何度も書いてきましたが、これぞまさに指物師の技の見せ所です。 ほぞ組は今でも行われますが、当時の手法よりもずっと簡略化されています。 また釘も当然ながら木釘です。 指物師は自分の好みのほぞ組を組むために専用のノミを自前で作っていました。

ノミで思い出しましたが、世の中には研ぎ石を集めてらっしゃる方も多くいらっしゃいます。研ぎ石もこれまた貴重でして、小さな石片ですが高価な物はこちらの長火鉢よりも値が張ります。 それはさておき“ほぞ組”で板を組むときは4枚一度にはめて行きます。 この作業だけで4〜5時間はかかるそうです。つまり1枚ずつはめていくことが出来ないわけですね。

引き出しもスムーズです。 取っ手の金具もすべて当時のオリジナルのママ。 引き出しの中は桐で出来ています。

長火鉢の猫板には猫ものりますが、乾燥する場所でもあるので引き出しの中にはタバコの葉や、海苔などを入れていました。 私は一時中国茶にもはまりましたので、あの中国茶の小さな茶器を数段にわけて所狭しと入れていたこともあります。

茶器を入れるときは和紙や手ぬぐいを敷いておくと綺麗です。


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上の画像を見るとわかりますが引き出しと本体の杢目が揃っています。このクラスの長火鉢、つまり 良くできた江戸長火鉢にはよく見られることです。 逆にこの杢目のこだわりや、細工がありませんと寂しく感じます。

どれも作られた当初は引き出しの密閉度が高いので、1つを閉めると、別の引き出しが開いたりします。 ところが長火鉢はほぞ組でいくら木の反りを消そうとしても限界があり、何十年の歳月で木が相当伸び縮みします。 木であれば必ず1年を通じて伸び縮みしますが、歳月の長さが引き出しを開けにくくしたり、密閉度を損なわせます。

それでも良い火鉢は、良いお家に置かれていることが多いので、保管場所も確保してあり程度が良いというわけです。これはなにも火鉢に限らず、骨董品すべて言えることです。

良い物は良いところにあり、良い状態で保存されています。

そのおかげでこちらの火鉢も アル程度勢いよく閉めると一方の引き出しが前に押し出されてきます。

中にはぎしぎしいって開かないもの、開けにくい物もあり修正を要しますがそういったことも皆無ですので、かなり保存状態も良かったようです。


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引き出しは金具もぴったりとしています。 ちなみに私の師匠はこの程度の金具はもとより、山形は庄内の船箪笥(江戸期)の金具を完璧に複製できます。 もちろん複製は、一箇所だけ金具が無い場合など、他の金具のデザインを見て同じ物を作り、欠損無い状態にするわけです。

ちなみに今では100万円以上はおろか、20万円程度の庄内箪笥すら珍しくなってしまいました。 殆どは外国人が買っていったそうで、中には驚くべき事に師匠のところだけで何年かかけて総額で8000万円分ほど買っていったそうです。

火鉢含め良い物はみな海外へ出て行ってしまうのは昔からですが、本当に残念なことです。ちなみに一番研究しているのはイギリス人の貴族系の人だと思います。


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引き出し上部に多少虫喰いのあとが見られます。

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引き出しの中の様子です。綺麗です。半紙を敷いて使うと綺麗に使えます。
特にどこにも問題はありません。下の画像ですが中に紙が入っていました。なんと書いてあるか今ひとつ判別できませんが、麻布区とだけあります。 麻布区は明治11年〜昭和22年までの行政区です。 お渡しするときは中の紙もそのままにしておきます。 特に捨ててもかまわない場合は仰ってください。

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猫板部分です。 とても綺麗です。 ただし板は破損したのものを修理してあります。 ちなみに猫板の板は湯飲みをのせるための物です。 それほど明確な目的はありませんが、お盆に使ったり、話し相手が猫板の反対側に座ったときに火鉢の炉淵の上にのせて使います。

ゆえに猫板にはよく湯飲みの跡が付いていることも。

これが猫板の詳細な状態です。

割れが見えます。かなり古い昔に修正されたように見えます。 ちょっと残念ですね。この分は当然ですが値段に反映されています。 猫板がまったくの正常で、同じく恐らく取っ手も修正済みだと思いますので、これがオリジナルでしたら、15万円前後の価格になります。

それにしても猫板の杢目は綺麗です。


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炉の様子です。炉は銅板です。青い錆は銅にでる錆びの緑青(ろくしょう)です。 銅板はほうっておいても錆びますが、保管状態が悪いと灰がすった湿気などで炉の底に穴があいてしまいます。 かなり一般的に底が全て抜けていることもしばしばあります。

それからすると、こちらは緑青は浮いているものの穴があくような気配は全くありません。問題ありません。

炉淵 (又は木枠とかいて「こわく」)の内側に若干 焼けた跡があります。 これは火で焦げたのではなく、炭の熱で焼け跡がついたものです。 炭火は火ではなく、赤外線で熱を伝えます。ですので食材も内側に熱が通のですが、その原理で炉淵の木が焦げました。 つまり中まで火が通る炭化に近い状態です。 是は相当炭を置かないとこうはなりません。

当然火鉢屋ではよくやります。 でも火であぶっているわけではないので、それだけでは決して燃えません。


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これが取っ手です。前の持ち主の方の時には既にこの取っ手になっていたということですから、かなり以前に修理されたのだと思います。 もちろん元からこの取っ手である場合もありますが、恐らく片方だけ取っ手が無くなり、作り直したようにも思えます。 なお取っ手のことを “くも”と呼ぶこともあります。

あまりこの取っ手を雲という人はおりませんが、紛れもなく昔は雲と呼ばれていたようです。 雲のようにもくもくしているからでしょうか。。。

59の画像、淵の部分の角ですが、わずかなカケがあります。

他はどこも問題ありません。

この取っ手も実はそれなりによく作られていて、このまま素敵にお使い頂くことが出来ると思います。

関東火鉢第三十六弾 本体単品 \126,000

本体の価格 \124,000
梱包手数料 含む
総額: \124,000

関東火鉢第三十六弾 灰のみセット \125,800

本体の価格: \115,000
なら灰 12kg : \8,800
合計: \123,800
梱包手数料: \2,000
総額: \125,800

   

関東火鉢第三十六弾 梅のフルセット \136,000

  • 本体: \115,000
  • 中国製 鋳物の五徳: \3,200
  • 楢灰12kg: \8,800
  • 岩鋳 火ばしと灰ならしのセット: \3,800
  • 火起こし器のセット: \4,200
  • 1級くぬぎ炭3kg: \2,100
  • 合計: \137,100
  • セット価格: \134,000
  • 梱包手数料: \2,000
  • 総額: \136,000