2010年-長火鉢第二弾

3年ぶりのフルサイズの長火鉢
ケヤキと黒柿と松模様の取っ手が特徴



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長火鉢第二弾 フルサイズの長火鉢 18万円

サイズ 82cm × 45cm × 高さ44cm 灰は15kg!

久しぶりのフルサイズの長火鉢。問題なる箇所は炉の内側に焦げが少々あることくらいです。久しぶりに15万円を超える威風堂々とした長火鉢が登場しました。長火鉢第二弾との大きさの比較はこちらのページでご確認いただけます。

手あぶり火鉢も一緒に並んでいますが、おおよその感じがお判りいただけるのではないでしょうか。

ここまでフルサイズですが、玉杢がほんの少ししかありません。15万円を超える火鉢の、その後の価格を決めるのはまさに玉杢の数です。

それさえ気にならなければ、本来素晴らしい木目ですし、見事な臍組み(ほぞぐみ)です。 

さて、第一弾の火鉢の説明文に思いのほか時間がかかってしまいまして、とうとう3月に入ってしまいました。このまま書き続けますので、味のある火鉢の特徴を身ながら、作られたその時代の事などに思いを馳せていただければ嬉しいです。


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猫板です。なぜ猫板と呼ぶかは、第一弾のところで書きましたので割愛します。この猫板は流石に厚いです。厚みをオフィスで計ってくるのを忘れてしまいましたが、この厚みのケヤキが今までソリも無くよく残っていたものです。

ただ話は簡単でして、湿度の調整が行き届いた蔵に入っていたからというのもあります。もちろん江戸期の職人の木の取り扱いは今では出来ないもので、乾燥させる技から、カンナの入れ方まで違うそうです。ただ、これだけ大きな火鉢をお持ちであった方のお宅に蔵が無い事は無く、間違いなく100年以上の長きにわたってこの状態を保ってまいりました。

猫板を見ると年輪が見えます。同心円の中心が火鉢の内側を向いて猫板が置かれています。この置き方が正しい置き方です。 ルールがあるわけではなく、指物師の方はよく考えに考えて、木を裁断し、猫板に仕上げます。わざと同心円の真ん中でカットしています。これは長火鉢に良く見られるものです。

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炉淵が見えます。 ケヤキで作られています。驚くべきは、炉淵すらも臍組みでつくられていることです。無くはないです。しかし、いかに長火鉢といえども炉淵まで臍組みで作られているのは実際珍しいです。それだけの板の厚みと高さないと無理です。ある意味、ここまで木をふんだんに使えた当時がうらやましいですね。

黒柿も見事です。この厚み、といっても写真だけでは伝わらないでしょうが、今までみた長火鉢の中でもトップです。明らかにこれより厚いものをまだ見た事がありません。 12番の写真は取っ手です。雲と呼ばれる取っ手は奥が黒柿です。

大型の長火鉢にしか見られない処理です。そこは流石です。取っ手は当然ですがオリジナルです。 実は私の師匠はケヤキの木でこの取っ手を造る事が出来ます。取っ手が無いときは作るのですが、私はそれじたい、凄い事だと思っています。

ただ、丁稚奉公を経験しているその道30年以上の骨董屋さんですと、案外珍しい事ではないようです。ただ、丁稚奉公までして修行してきた骨董屋さんじたいは今では殆どいなくなってしまいましたが。なお、作り方は教えてくれません。私が修行するつもりだったら教えてくれるのでしょうが。。。


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長火鉢

引き出しの裏の写真だけ別途追加しました。