手あぶり火鉢第百弐弾!

山形県は庄内のお屋敷からのもの
桐の火鉢

売約済みです。

実はこれはこれから火鉢屋で使おうと思っていた火鉢。
裏にこの火鉢の作られた理由が書いてあったからです。

画像が先ほどまで表示されませんでしたが修正済みです。




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price \10,500 (梱包手数料 \500含む)
size : 25.5cm x 25.5cm x 26cm
inner size : 22cm x 22cm x 16cm | 灰4kg

 

桐で出来た火鉢です。 山形からこのタイプの火鉢もたくさん入ってきました。 ただ先月行った最初で最後のガレージセールで、程度の悪い物がみんな売れてしまいました。

で、この1台だけが残ったわけです。


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残ったこの火鉢が一番程度は良いのですが、それでも第百弾や百壱弾と比べると、桐という火には強いのですが柔らか木の質ゆえ、こまかな傷が付いています。

また炉もそれなりに緑青という銅に出来る錆が出ていますので、決して綺麗には見えません。 細かな傷やらがあるのと、桐の木の印象がどことなく色が薄いからか古めかしく見えるため、人気は今ひとつですが、程度は良いのです。

 

以前にもご説明させていただきましたが、杢目が縦にはしっているのがとても不思議なのです。 木は温度、湿度の変化でつねに伸び縮みしています。 これを木が反るといいますが、木が反ると当然ひっぱりあったり、押し合ったりして隙間が出来たり、割れたりしてきます。この割れなどがでないように組み合わせるのが指物師の技なのです。

それにしても、そういう木の反りという性質を考えると、杢目は横のほうが作りやすいハズなのです。そうすれば伸び縮みは上下方向ですむからです。


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ところがこの火鉢は杢目が縦です。伸び縮み方向は横方向になります。 これでは角に隙間が出来そうです。

ところがこの火鉢、昭和10年頃につくられ、しかもずっと、この間まで山形にあったというのにまったく反りが見られません。木工作家さんにみてもらっても不思議がっているこの作り。さすが当時の指物師と言えます。

上部と下部の淵は黒柿です。

黒柿はとてもよく磨かれています。 今現在、この黒柿をここまで磨く人を私は知りません。 これ、すべて手で磨いて居ここまでつるつるにするのです。まるでプラスティックの様です。 当時はまだ分業が盛んで、黒柿だけ磨く職人さんが居たのかも知れません。 江戸の頃なら確実に火鉢の縁だけ作っている人が居たと思います。

(江戸時代は釘だけ売り歩く人、朝顔だけ売り歩く人、はたまた猫の絵だけ書く職業の人が居ました。)


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細かな擦り傷も見えますが、これは傷ではなく“えくぼ”です。だからこの火鉢にはえくぼがたくさんあります。

このえくぼが気に入った方は是非おそばに置いてあげて下さい。 細かなことが気になるような方は、衝動的に購入されないほうが良いです。

これが下部の黒柿部分です。黒柿はカキの木です。1000本に1本くらい、切ってみて初めて判るのだそうですが、墨が入っているそうです。これが黒柿です。

恐らくこの墨は、柿渋の元となるものではないかと思います。こまかなところまで良くできています。


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お隣の画像を見ると電力会社の創立記念だそうですが、過去に目黒消防の併合記念火鉢がありました。

火を扱うところの記念物には火鉢が通例だったのでしょうか。 生い立ちがわかると俄然その火鉢に個性が見て取れて、よりいっそう可愛く見えるのは気のせいではありません。

炉はこのような感じです。特に穴が空いているわけでもなく、錆がひどいわけでもないのですが、緑青が出ています。

そして背面です。ここに鳥海電力株式会社10周年記念と書いてあります。鳥海電力は大正14年に出来たそうですから、昭和10年頃でしょうか。 やっぱり。。。

 


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底の作りもかなりしっかりしています。

そりゃそうです。天下のライフインフラ。電力会社の記念品にそうそう変な物を送ることは出来ません。 桐は福島にはたくさんあるようですから、恐らく山形にもたくさん映えているのかも知れません。 しかも私も知らなかったのですが桐の木は430度前後までの熱に耐えられるほど熱に強いそうです。

この風合いが好きな方にはとても良くできた火鉢です。
29日のお昼頃までに御注文いただければ、お正月にはこの火鉢でお餅を焼くことが出来ます。

その際は是非、お写真お待ちしております。なぜなら、本当はそばに置いておきたかった火鉢なので。

とうことで、この火鉢をお買い求めいただくことになりましたら、どうぞ末永くかわいがってあげて下さい。

 

第百弐弾 竹セット \31,800 (梱包手数料 \800含)

  • くぬぎ灰 4kg \5,800
  • 菊地政光 虫喰い五徳 5寸 \8,200
  • 鍛冶火ばし \3,200
  • 鈴木主善堂 灰ならし(小) \2,100
  • 火起こし器 フルセット \4,200
  • 1級くぬぎ炭 3kg \2,000
  • お道具の合計 \25,500 + 火鉢 \10,000
  • セット合計 \35,500 → セット価格 \31,000
  • 梱包手数料 \800
  • 五徳が菊地政光さんの虫喰い五徳(五寸)です。存在自体に意味のある五徳。鉄によくここまで時を感じさせる虫喰いを施したと思わせる造形の美を持っています。
  • 小ぶりですが炭を立てておくことも出来る充分な高さもあり、なんといってもたたずまいがとても綺麗です。
  • 鍛冶火ばしは、あのトンカンうってつくったくるみ火ばし\18,000〜\21,000を創る職人さんによるものです。今はこの職人さんしか日本には残っていません。その廉価版の火ばしです。

 

第百弐弾 梅セット \24,800 (梱包手数料 \800含)

  • なら灰 4kg \3,500
  • 鋳物の五徳 中 \3,200
  • 岩鋳の灰ならしセット \3,800
  • 火起こし器フルセット \4,200
  • 1級くぬぎ炭 3kg \2,000
  • お道具の合計 \16,700 + 火鉢 \10,000
  • セット合計 \26,700 → セット価格 \24,000
  • 梱包手数料 \800
  • シンプルな構成です。 灰は楢灰です。 楢の木とくぬぎの木の灰がまざっています。どちらも広葉樹なので灰の質はとても良いです。くぬぎ灰との違いはキメの細かさです。 くぬぎ灰が小麦粉より細かいのに対して、楢灰はその倍くらいの大きさです。ただしこれでもとても良い灰です。もちろん砂などは混ざっていません。
  • お道具はシンプルな岩鋳の灰ならしと火ばしのセット。エントリーモデルとしては最適だと思います。