手あぶり火鉢

2012年 2月17日日

 

骨董の手炙り火鉢は、手元に3種類 5台ほどございます。
来週末には一気に登場させたいところです。

 

手炙り火鉢第二百二十六弾

かわったナゾな火鉢

48,000円

新品 桐火鉢

桐の火鉢

新潟でつくっている

新品の桐の火鉢 
(袖付き)

新品 桐箱火鉢

桐の火鉢

桐の箱火鉢

桐火鉢、ソデがないタイプ
熱に強い、軽い、かさばらない

手炙り火鉢第二百二十五弾

欅の手炙り火鉢

16,800円 売約済

元旦火鉢第一弾

2012年元旦火鉢

手炙りサイズの長火鉢!

20,120円 福袋価格

売約済み

元旦火鉢第二弾

2012年元旦火鉢第二弾

桐と黒柿の手炙り

12,012円 福袋価格

売約済み


 

・2011年 最近売れた火鉢

 

 

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■ 手あぶり火鉢の説明

手あぶり火鉢に共通した説明です。 今まで書いてきたことを簡単にまとめました。

■ 火鉢屋の火鉢メンテナンス方法

火鉢屋の火鉢メンテナンスには化学塗料などは一切使っておりません。

 

また、コンパウンドの入ったもので磨いたりもしていません。 “自然なままの仕上がり”で、出来るだけ綺麗にしてあげる ためです。

木の表面には漆が塗られていることが殆どですが、これが保存状態によっては剥げていることがあります。そう言ったときは、天然の蜜鑞ワックスを塗ります。蜜鑞はヨーロッパのアンティーク家具で使われているもの使用しています。

理由は、やはり古い木のメンテナンスではヨーロッパの方が一日の長があるからです。このアンティーク用の蜜蝋は自然なままの状態を再現しつつ、細かな傷を隠す役目を持っています。

また、場合によっては柿渋を塗ることもあります。柿渋は柿の木から採取する樹液ですが、当時も今も天然の防腐剤であり、また茶色い色を出す役目を持っています。

 

■ 火鉢修理の基本概念と維持保管の注意

つねに基本はオリジナルの再現です。 自然なやり方で当時の職人さんの作品をよみがえらせます。 塗られた漆が少しでも残っていれば、それを最大限に引き出し、輝きを与えます。 既にご使用の火鉢で、特に傷みのないものについては特に処置を施す必要はありません。

一般に言われることですが火鉢の天然木に一番良いのは人の油です。なので、いっぱい触ってあげてください。程度の良い物は何もする必要はありせんが、直射日光を避け、気がついたら触ってあげてください。

 

手あぶり火鉢の特徴

手あぶり火鉢は必ず対(2台1組)で作られていました。それは火鉢を一人一台と考えていたからです。 

たとえばお客人と話すとき、一台は自分の側で、もう一台が客人側ということになります。 
昔は大きなお屋敷などですと全部で50個、25組の手あぶり火鉢を置けたと師匠が言っておりました。

(実際、タバコ盆が25個でてきたおうちも荻窪のあったくらいです)

また村の寄り合いなどで大勢が集まるときや、大きな商談ではこのような光景が頻繁に見られたようです。 以前は大きなお屋敷の蔵出しですと手あぶり火鉢が30個、50個と出てきたものですが、ここ8年はまったく出てきませんでした。

 

蔵をあけて眠っていた品物を表にだす「蔵出し」がもう無いからとの事です。つまり、あいていない蔵というものが、既に残っていないというわけです。 さすがに「これからはもう出てこないだろう。」 と師匠が申しておりましたので、恐らくないのでしょう。

 

さて、手あぶり火鉢5つの特徴ですが、いままで火鉢屋では何度も火鉢の説明に記載してきました。

 最近また新しいお客様が増えてらっしゃいますので、もう一度簡単にご説明します。

 

1. 欅(けやき): 火鉢といえばケヤキ。 もちろん紫檀(したん)、杉、桐、かりん 木の種類はさまざまですがやはり火鉢といえば欅。というくらい 欅の木が多く使われています。 特に明治頃につくられたものは江戸期ころに伐採された樹齢300~400年以上のものなので、それは見事です。 

 

2. 黒柿: くろかき(黒柿)も 欅と同じくらい火鉢ではポピュラーです。 欅も堅いことで有名な木ですが、この黒柿もとても堅く熱に強い木です。 この黒柿から採取する柿渋という液体は江戸の昔から木材への添付で知られています。現在は京都に1件のみ今も本当に柿木から柿渋を採取している会社があります。柿渋には虫除けの役目など木の保護の役目もありますが、最近はシックハウス対策に使われたり、健康のためにとどうやら飲む方までいるようです。  火鉢では淵に使われることが多いです。 色が黒いので火鉢がしまって見えます。 なお黒柿は普通の柿の木から採取しますが、1000本に1本程度しか 黒柿は存在しません。しかも一度木を切ってみないとわかりません。 この柿の木に偶然出来る墨が柿渋にもなり、また黒柿といいって貴重な木にもなります。

 

3. 臍組み: これは木の組み合わせ方です。 ほぞ組みはシンプルなものから、斜めになっているものまでさまざまです。このほぞ組み用のノミを作るところから指物師の技が始まります。 今でもほぞ組みという組み方は木工の世界では一般的ですが、当時は今のようなシンプルな組み方はありませんでした。どれも手が込んでいます。また4 面ある火鉢の木は、1枚、1枚はめていくのではなく、「いっせいのせ」 ではめないとはまらないそうです。 これを指物師の経験と勘だけでおこなっていたのですから、本当に当時の職人さんはすごかったのだと思います。 このほぞ組みのある火鉢はそれだけで時代が新しくても昭和の戦前ということになります。通常明治期~大正期の火鉢jに見られます。

 

4. 炉ぶち: これは火鉢についている枠のことです。 炉淵とよぶのはお茶道具的かもしれません。 他に「木枠 (こわく)」ともよばれます。 これがあると無いとでは、ずいぶんと火鉢の見栄えが違ってきます。茶室の炉は千利休が庶民の囲炉裏をベースに考え出しました。 そのときに、品良く見えるので淵をつけたのではないでしょうか。 それを今度は火鉢でも加えてみたのではないかと思います。 この炉ぶちのあるものはお茶の練習用にも使われることが多く、残っていれば程度のよいものが多いです。 昭和も戦後になると木材の希少性から火鉢の板も薄く、炉ぶちをつけないなど簡略化が図られました。

 

5. 引き出し 他: 引き出しがついている手あぶり火鉢は珍しいです。 長火鉢の場合、引き出しは感想する場所ですので、海苔や、お茶、タバコなどをしまっていました。 この手あぶり火鉢の引き出しは、どちらかというと道具入れによいかもしれません。  火ばし、灰ならしをしまっておくにはぴったりです。 ただ少々大きめなのでそれだけではもったいないかもしれません。  引き出しの中には半紙など(新聞紙も可)を敷いて、江戸の茶器や、そばちょこを入れると なかなかおしゃれだと思います。